BLOG
トピックス

不動産の相続で揉める原因とは?具体的な事例もご紹介!

相続トラブルの大きな要因になりうるのが不動産です。
そして、親が住んでいた実家のような身近な不動産の存在が、相続トラブルを引き起こすケースが多いです。
そこで今回は、不動産の相続で揉める原因について解説します。
ぜひご覧ください。

□不動産の相続で揉める原因とは

相続トラブル」と聞くと資産家の家族で発生する問題だと想像しがちですが、実は遺産分割事件の約7割が、遺産総額5,000万円以下の案件です。

「うちの親族なら相続トラブルとは無縁だ」と考えている人の多くは、「遺言書がなくても法定相続分で分割すればいい」という考えを持っています。

しかし、相続財産は現金のように等しく分割できる物ばかりではありません。

また、売却をして現金化すれば問題は解決できますが、親が住んでいた自宅に相続人が同居している場合もあり、現実はそこまで上手く事は進みません。
同居していた相続人がいた場合、他の相続人に不動産価額から割り出した現金を渡すことになります。

ただし、長い間親の介護をしてきた立場だったとしたら、それまで一切介護に参加せずに過ごしてきた兄弟姉妹と相続が同額だと、なかなか納得がいくものではないでしょう。

こういった事実を考えると、相続トラブルはとても身近な問題だと言えます。

□トラブルの事例とは?

*実家を相続できると誤解して起きたトラブル

親の介護のために長年実家に住んでいた場合や、二世帯住宅を建てて親と一緒に住んでいた場合などは、自分が親の不動産を相続できると誤解してしまうことが多々あります。

しかし、相続人の1人が親と長年一緒に住んでいたとしても、親の不動産をそのまま相続できるわけではありません。

親に対する貢献を相続に反映させてトラブルを防ぐためには、寄与分という制度を利用すると良いでしょう。
寄与分とは、被相続人の財産の維持や増加に貢献をした相続人がいる場合に、その貢献の分だけ財産を多く相続できる制度です。
寄与分が認められる可能性がある例としては、実家の家業を長年手伝っていた、親の介護に精を出して入院費をはじめとする支出を防いだ、などがあります。

その他の事例としては、登記をせずに放置していた事により起きたトラブルや、遺留分がきちんともらえないトラブルなどがあります。

□まとめ

今回は、不動産の相続で揉める原因やトラブルの事例について主に解説しました。
当社では、北九州市を中心に不動産の売却を数多く手がけております。
不動産売却に関して疑問点がありましたら、どんなことでも気軽にご相談ください。