築40年以上の戸建てを相続した方へ!空き家のまま放置するのは危険です!
相続した建物がとても古いもので、管理や処分に困っているという方もいるでしょう。
築年数が40年を超えるような戸建であれば売却するのも困難であるため、扱いはさらに難しくなります。
そこで今回は、相続した家を空き家のまま放置するリスクや古い家を売却する方法について解説します。
□古い家を放置するリスクとは
1つ目のリスクが、「固定資産税や都市計画税の軽減措置が受けられなくなる」ことです。
通常、建物が建っている土地だと固定資産税は6分の1に、都市計画税は3分の1に軽減されています。
しかし、古い家を空き家のまま放置してしまうと固定資産税は従来の6倍、都市計画税は3倍の金額を納めなければいけなくなるのです。
空き家は近隣住民への被害の可能性があるとして、自治体から処分するよう指導・勧告を受けることがあります。
自治体からの指導に従わないと「特定空き家」に認定される可能性が出てくるのです。
2つ目のリスクが、「倒壊の危険がある」ことです。
家は、定期的な風通しをせずに放置すると急速に傷んでいきます。
地震や豪雨などの自然災害時には倒壊してしまうかもしれません。
3つ目のリスクが、「近隣住民に迷惑がかかる」ことです。
空き家のままにしておくと、害虫が湧いたり、害獣が住み着くことがあります。
また、放火や空き巣が起きて近隣住民の方に不安を与えてしまうかもしれません。
このように、近隣の方に迷惑をかける可能性があることは常に頭に入れておきましょう。
□古い家を売却する方法とは
1つ目の方法は、「古い家を更地として売る」方法です。
更地であれば、買主は購入後すぐに建築に取り掛かれるため、需要は一定数あるでしょう。ただ、解体の費用や工事の手間がかかることや、固定資産税が建物があったときの6倍になることがデメリットとして挙げられます。
2つ目の方法は、「古い家をリフォームして売る」方法です。
リフォームしてから売ることで売却がしやすくなります。
ただ、リフォーム費用以上に高く売れることはあまりないのが懸念点です。
また、買い手の中には自分好みにリフォームしたいと考える人も多いことも頭に入れておく必要があります。
□まとめ
今回は、古い家を相続した場合の対応について見てきました。
近隣の方に迷惑をかけないように管理、処分ができると良いですね。
当社では、不動産の売却を数多く手がけております。
不動産売却に関するお悩みがありましたら、どんなことでもご相談ください。