土地の相続税が払えない場合はどうすると良いのか?対処法をご紹介します!
「土地を相続した際に、相続税が払えなかったらどうしよう」
このような不安を抱えている方も多いでしょう。
もしも相続税が払えなくなってしまった場合には、焦らずに適切に対処する必要があります。
そこで今回は土地の相続税が払えない場合について、対処法も合わせて分かりやすく紹介します。
□土地の相続税が払えない場合について紹介します!
ここでは、相続税が払えない状態を2つ紹介します。
1つ目は、相続財産に含まれる現預金が少ない状態です。
土地を相続した際に、相続財産に含まれる現預金が極端に少ない場合があります。
相続税は現金一括での納付が原則となっているため、現預金が少ないと支払いが困難になります。
2つ目は、遺産分割協議の難航により、預金が引き出せない状態です。
相続の配分を決める遺産分割会議が難航している場合には、預金が引き出せない状態に陥ってしまいます。
というのも、亡くなった被相続人の預金口座は犯罪防止のため、死後直後から口座が凍結されてしまうためです。
凍結を解除するためには、遺産分割協議で話がまとまっていることが必要条件です。
□土地の相続税が払えない場合の対処法について紹介します!
相続税が払えない場合には、4つの対処法があります。
ここでは、4つの対処法について分かりやすく解説しますので、ぜひお役立てください。
1つ目は、相続放棄です。
相続放棄は、相続財産に負債が多く含まれている場合におすすめです。
しかし、相続放棄すると負債はもちろんですが、プラスの財産も放棄されます。
相続放棄は、慎重に判断するのが良いでしょう。
2つ目は、相続した土地の売却です。
相続した土地を売却することで、相続税が支払えない局面を打開することもできます。
しかし、相続した土地の売却には相続登記が必要なため、事前に専門家に相談するのが良いしょう。
3つ目は、延納制度や物納制度の活用です。
相続税の支払いは、原則現金一括での支払いが求められています。
とはいえ、一身上の都合により現金一括での支払いが困難な場合もありますよね。
現金一括での支払いが困難な場合は、延納制度や物納制度を利用しましょう。
また、延納制度や物納制度を使う際には、利子税や適用条件に該当するか否かをチェックしてから使うようにしましょう。
4つ目は、金融機関からの借り入れです。
相続税が払えない場合には、金融機関からお金を借りられる可能性があります。
ただし、借金することを意味するため、慎重な判断が必要です。
□まとめ
この記事では、土地の相続税が払えない場合の対処法について紹介しました。
もしも相続税が払えない場面に直面しても、適切な対処法を知っておくことで慌てずに対応できるでしょう。
土地の相続に関する不安やお悩みのある方は、当社までお気軽にご相談ください。