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不動産の相続にお悩みの方へ!共有名義についてご紹介します!

不動産の相続をする上で、「共有名義」を検討されている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
不動産を共有名義にすれば遺産を公平に相続できる利点はありますが、もちろん注意点もあります。
そんな共有名義について、そもそもの意味とリスクについてご説明します。
 

□共有名義とは何かについてご紹介!

 
最初に、「共有名義」の意味についてご紹介します。
共有名義とは、相続などによって得た不動産を他の方と共同で所有することです。
 
例を挙げると、父親が亡くなって住宅を相続する場合、母親と子供がそれぞれ半分ずつ共有名義という形で相続します。
このケースであれば、相続に関してトラブルに発展することはあまりないかもしれません。
一方で、不動産を複数の相続人で所有する場合は、トラブルが発生しかねません。
 
また、相続対象の不動産が元から共有名義である場合も考えられます。
その場合は、元の所有者が持っている所有権の割合を相続します。
例えば、元の所有者がある不動産に対して半分の所有権を有しているとしましょう。
相続が行われる場合は、この不動産に対する半分の所有権が、該当する相続者に分配されます。
 

□共有名義に潜むリスクとは?

 
前節でご説明した通り、共有名義にはいくつかのルールが存在します。
また相続対象者の人数によっては、大きなトラブルの原因ともなりかねません。
ここからは、そんな共有名義に潜むリスクについて、詳しくご説明します。
 

*至る場面で共有者から合意を得なければならない

 
最初に、様々な場面で他の所有者から合意を得なければならない点を挙げます。
例えば、不動産のリフォームをする際や売却する際など、一人の考えで行うことはできませんよね。
所有者全員の合意が不可欠となるため、なかなか話が進まないという状態に陥りがちです。
 

*所有者が相続ごとに増える

 
所有者が亡くなるごとに別の方に権利が相続されると、所有者がどんどん増えていきますよね。
例えば、もともと3人で共有名義として所有していたが、1人がなくなりその3人の子供に権利が相続されると、合計で5人の所有者がいることになります。
こうなってしまうと、さらに合意が取りづらくなり、トラブルのリスクも高まってしまいます。
 

□まとめ

 
共有名義にすれば、不動産に関する遺産分割協議をスムーズに進められるメリットはあります。
しかし、本文でご説明した通り、共有名義は代を経るごとに所有関係が複雑になってしまうため注意が必要です。
不動産相続で共有名義をご検討中の方は、ぜひこの記事の内容を参考にしてみてください。