不動産の売却をご検討中の方へ!アスベスト調査が必要なのかについてご紹介します!
これから不動産売却をお考えの方は、「アスベスト」についてご存知ですか。
アスベストと聞くと、あまり良くないイメージを思い浮かべる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
この記事では、アスベストの意味や不動産売却時のアスベスト調査について解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。
□アスベストってどんなもの?
まず、そもそも「アスベスト」とはいったい何なのかをご紹介します。
アスベストとは、「石綿」とも呼ばれる、自然の鉱物を指します。
アスベストは、その耐久性や手の届きやすい価格帯などから、非常に多くの場面で使用されてきました。
しかし、アスベストの繊維を吸い続けると肺がんの可能性が高まる近年では、製造すらされていません。
アスベストの繊維は、かなり小さいため、人が呼吸時に吸いやすいという危険性を持ちます。
建物では、屋根や天井などで耐火被覆剤としての使用も見られますが、アスベストは使用自体が危険というわけではありません。
すなわち、壁や天井の内部で使用されている場合には、必ずしも危険というわけではありません。
アスベストが壁の表面など露出した場所に使用されている場合には、劣化等で空気中に繊維が飛び散る可能性があります。
また、アスベストはマンションやビルといった大きい建物で良く使用され、一般的な住宅で使用されていることは少ないです。
□不動産売却でアスベスト調査は必要?
ここまで、アスベストの意味や危険性などについてご紹介しました。
ここから、マンションやビルなどの不動産を売却する際、アスベスト調査は必ず行うべきなのか解説します。
結論からいうと、不動産売却時のアスベスト調査は義務ではありません。
しかし、義務ではないとしても、全く何もしなくて良いというわけでもありません。
例を挙げると、建造物の中には、以前のアスベスト調査の結果が記録として残っているものもあります。
その場合、売却主はその建造物のアスベスト調査内容の説明をする必要があります。
また、可能であればアスベストの除去作業を検討してみても良いでしょう。
ただし、それには数十万円以上の費用がかかるため、全ての建造物で行うのは現実的ではありません。
不動産売却時のトラブルを避けるためには、アスベストの記録情報を契約時に明記することをおすすめします。
□まとめ
不動産売却時において、アスベスト調査は不可欠ではありません。
しかし、契約不適合の責任を問われないためには、アスベストに関する情報をしっかりと説明する必要があります。
アスベスト調査についてさらに詳しく知りたい方は、お気軽に当社までご連絡ください。