土地売却を検討中の方に向けて必要書類について解説します!
「買主にはどの書類を引き渡すのかわからない」「登記する為にはどんな書類が必要なのだろうか」
このようにお悩みの方はいらっしゃいませんか。
書類の引き渡しや提出は大切な部分なので、しっかり把握しておきたいですよね。
そこで今回は、買主に引き渡すべき書類と、登記に必要な書類について解説します。
□買主に引き渡す書類とは?
実測売買をする場合、売主は買主に対して境界を明示する義務があります。
よって、正しい境界が明示された確定測量図を買主に引き渡すのが通常です。
官民境界を正確に測定するには時間を要する場合が多いです。
それゆえ、買主の承認を受けている場合は官民査定を省略した実測図のみでも取引できます。
さらに、隣地の所有者と境界について相違があり境界が決められない場合もありますよね。
その場合は、売主の認識している境界に従って実測された現況測量図で取引できます。
このように、売主は土地を売却する際に境界を明示する義務はありますが、確定する必要はありません。
しかし、確定していない土地を購入したいと思う買主は少ないです。
よって、確定測量図を事前に準備しておくことをおすすめします。
民々境界の位置を隣地所有者と確認したことを明記する筆界確認書も引き渡す必要がある書類です。
この筆界確認書に関しては、確定測量図があれば引き渡さなくても全ての境界を確定できます。
一方で、一部の筆界確認書のみの引き渡ししかできない場合もあります。
その場合は、売却までには筆界確認書に記載していない部分の境界を確定して、確定測量図を引き渡せるようにしましょう。
境界上に越境物がある場合は、越境物の所有権や是正方法を隣地所有者と交わした書面を引き渡します。
越境物がなければ必要のない書類です。
□登記に必要な書類とは?
まず1つ目は、土地、建物登記済証、又は登記識別情報です。
この書面の所有者が登記名義人であることを証明します。
2つ目は実印です。
不動産を共有している場合は、各々の実印を準備しましょう。
実印を登録している役所で3か月以内に発行した者のみ有効になります。
3つ目は、固定資産税と都市計画税納税通知書です。
年税額の確認や買主との税負担の詳細を明確にする書類なので、最新のものを用意してください。
4つ目は建築確認通知書や検査済証です。
建築基準法に基づいているか、安全に工事されているか確認する書類です。
5つ目は前述した測量図や建物図面です。
土地の境界線や建物の図面を明記しています。
他にも本人確認書類や仲介手数料などが必要になります。
□まとめ
以上、買主に引き渡す書類と、登記する際に必要な書類についてご紹介しました。
この記事を参考にして、該当する書類をご準備いただけると幸いです。
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