兄弟間での不動産売却をご検討中の方へ!その進め方について説明します!
親が亡くなったときに、その子供が不動産を相続することもあるでしょう。
しかし、そこで問題になるのが、誰が不動産を相続するのかということです。
相続対象が1人であれば問題ないですが、そうでない場合の方が多いですよね。
そこで今回は、兄弟間売買の流れと兄弟間での不動産相続が揉めやすい理由についてご紹介します。
□兄弟間売買の進め方を解説します!
兄弟間売買とは、その名の通り、不動産を兄弟間で売買することを指します。
ここで言う「兄弟」には、血が繋がっている兄弟だけでなく、義理の兄弟も含まれます。
これは、親子間売買する場合とは少し異なります。
なぜなら、やり取りを行う双方の立場が同等だからです。
そのため、兄弟間という名前だけで、実際は通常の売買と大きく変わらないのが特徴です。
しかし、相手が親族であることを忘れてはいけません。
通常の売買であれば、契約を結び、不動産が譲渡された時点で、その関係はほとんど終わりです。
一方、親族間の場合、頻繁に会う機会がなかったとしても、関係性がゼロになるわけではありません。
また、親子間売買と同様に、融資が通りにくいことや、みなし贈与に気をつける必要があります。
今後のトラブルに発展しないように、相手が誰であっても、双方にとって気持ちの良い取引を心がけましょう。
□兄弟間での不動産相続が揉めやすい理由とは?
上記でも軽く説明しましたが、親族間での不動産のやり取りには、トラブルが付きものです。
ここでは、兄弟間で不動産を相続する際に揉めやすい理由について説明します。
1つ目は、遺言書を残していないというケースです。
遺言書と聞けば、一部のお金持ちの人だけが残しているイメージが強いですよね。
しかし、相続は誰にでも発生する可能性はあるので、お金持ちの人だけのものというわけではありません。
遺産分割の仕方などが書き記されているので、遺言書があれば揉めることなく相続できるでしょう。
また、遺言書なんかただの紙切れじゃないかと思っている人もいますよね。
しかし、実際はそんなことはなく、遺産分割協議が成立しない限り、相続は遺言書通りに進められます。
皆さんが想像する以上に、遺言書には力があることを覚えておくと良いでしょう。
2つ目は、不動産の占める割合が多いケースです。
不動産が大半を占めており、現金が少ない場合も、揉めやすい原因になります。
なぜなら、不動産は売却して現金に換えない限り、分割するのが難しいからです。
一方、現金は均等に分割しやすいので、遺産はできるだけ現金という形で残すようにすると良いでしょう。
□まとめ
今回は、兄弟間売買の進め方と兄弟間での不動産相続が揉めやすい理由についてご紹介しました。
親族間で不動産をやり取りする際は、後にトラブルに発展しないような対策を講じることが大切です。
兄弟間での不動産売却をお考えの方は、ぜひこれらの情報をお役立てください。