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換価分割のメリットとデメリットとは?不動産売却と譲渡所得税について解説

相続が発生した際に、遺産分割の方法について悩んでいる方は多いのではないでしょうか。
特に、不動産などの現物資産をどのように分割するか、相続税対策はどうすればいいのか、頭を悩ませている方もいるかもしれません。
今回は、遺産分割の方法の一つである「換価分割」について解説していきます。
換価分割とは、不動産などの遺産を売却して現金化し、そのお金を相続人同士で分割する方法です。
現物分割との違いやメリット・デメリットをわかりやすく解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。

□換価分割とは

換価分割とは、遺産を売却して現金化(換価)し、そのお金を相続人同士で分割する方法です。
相続が発生した場合、一般的には遺産をそのまま分割する「現物分割」が一般的です。
しかし、不動産など、現物では分割が難しい遺産がある場合や、相続人全員が同じ価値の遺産を受け取ることを望まない場合、換価分割が有効な手段となります。


1:換価分割の手続き

換価分割を行うには、以下の手続きが必要となります。

1.遺産の評価
2.売却先を探す
3.売却契約を締結
4.代金を受け取る
5.分割する

 

2:換価分割と相続税

換価分割で不動産を売却した場合、売却益に対して譲渡所得税が課税されます。
譲渡所得税は、売却価格から取得価格と諸経費を差し引いた金額に税率を乗じて計算されます。
相続税対策として換価分割を行う場合は、売却時期や方法などを検討し、税務上の影響を最小限に抑える必要があります。

□換価分割のメリットとデメリット

換価分割には、以下のようなメリットとデメリットがあります。

 

1:換価分割のメリット

 

1.公平な分割が可能
現物分割では、不動産などの価値がわかりにくく、相続人同士で意見が食い違う可能性があります。
換価分割であれば、遺産を現金化することで、公平な分割が実現します。


2.納税資金の確保
相続税は、遺産の評価額に応じて課税されます。
相続財産に不動産などの高額な資産が含まれている場合、相続税の納税資金が不足してしまう可能性があります。
換価分割により、遺産を現金化することで、相続税の納税資金を確保することができます。


3.流動資産化
換価分割により、不動産などの固定資産を現金化することで、流動資産化することができます。
流動資産化することで、事業資金や生活資金などに活用することができます。

 

2:換価分割のデメリット

 

1.売却の手間と費用が発生する
不動産などの売却には、不動産価格の査定や仲介会社への依頼、売却先との交渉など、多くの時間と労力が必要となります。
また、仲介手数料や広告費などの費用も発生します。


2.買いたたきによる低価格売却のリスク
売却を急ぐ場合、買いたたきにより低価格で売却されてしまうリスクがあります。
特に、相続税の納付期限が迫っている場合、焦って売却してしまうケースが見られます。


3.譲渡所得税が発生する
不動産を売却した場合、売却益に対して譲渡所得税が課税されます。
特に、長期間保有していた不動産を売却する場合、売却益が大きくなり、譲渡所得税の負担も大きくなる可能性があります。

□まとめ

換価分割は、公平な遺産分割を実現し、納税資金を確保できる有効な手段です。
しかし、売却の手間や費用、買いたたきによる低価格売却のリスク、譲渡所得税の発生など、デメリットも存在します。
換価分割を選択する際には、メリットとデメリットを比較検討し、自分にとって最適な方法を選択することが重要です。
相続手続きは複雑で、専門知識が必要となります。
換価分割を行う際は、税理士や弁護士などの専門家に相談することをおすすめします。