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不動産売却で本人以外が手続きをする場合のメリットと注意点とは?

不動産売却を検討しているけれど、自身で手続きをする時間的余裕がない、専門知識がない、高齢で手続きが難しいなど、何らかの事情で自身以外の人に売却手続きを任せたいと考えている方もいらっしゃるでしょう。
そこで本記事では、不動産売却を本人以外の代理人に委任するメリットや注意点について解説します。

□不動産売却を本人以外の代理人に委任するメリット

1:時間的・精神的な負担軽減

不動産売却には、物件の査定、広告、内見対応、売買契約交渉、引渡しなど、多くの手続きが必要となります。
これらの手続きは、時間的にも精神的にも負担が大きく、仕事や家庭との両立が難しい場合もあります。

2:専門知識を活用した有利な売却

不動産売却は、法律や税金に関する知識、市場動向や交渉術など、専門的な知識が必要となります。
代理人は、これらの知識を豊富に持ち合わせており、売主にとって有利な条件で売却を進めることができます。

3:遠方や海外在住など、本人にとって難しい状況でも売却手続きを進められる

遠方や海外に住んでいる場合、不動産売却の手続きは非常に困難です。
代理人に委任することで、これらの手続きをスムーズに進めることができます。

□不動産売却を本人以外の代理人に委任する際の注意点

1:信頼できる代理人を選ぶ

不動産売却は高額な取引であり、代理人の行為は、法的に委任者(所有者本人)がおこなった契約行為と同等の効力を持ちます。
そのため、代理人の選任にあたっては、細心の注意が必要です。

2:委任状の内容をしっかりと確認する

委任状には、代理人に委任する内容、委任期間、代理人の権限などが記載されています。
委任状の内容をしっかりと確認し、不明な点は代理人に質問するようにしましょう。

3:代理人との連絡手段を確保しておく

代理人は、委任状に記載されている内容(権限)についてのみ、委任者に代わって手続きをおこなうことができます。
もし、委任状での取決めを超える範囲の事項が発生した場合には、その都度、代理人は委任者(所有者本人)に確認をとらなければなりません。
そのような場合に備え、代理人とはすぐに連絡がつく手段を確保しておきましょう。

4:トラブル発生時の対応について事前に話し合っておく

不動産売却には、トラブルが発生する可能性もあります。
トラブルが発生した場合の対応について、事前に代理人と話し合っておくことが大切です。

□まとめ

不動産売却を代理人に委任することで、時間的・精神的な負担を軽減できる、専門知識を活用することでより有利な条件で売却できる、遠方や海外在住など、本人にとって難しい状況でも売却手続きを進められるといったメリットがあります。
ただし、信頼できる代理人を選ぶこと、委任状の内容をしっかりと確認すること、代理人との連絡手段を確保しておくこと、トラブル発生時の対応について事前に話し合っておくことなど、注意点もいくつかあります。
これらの点に注意して、安心して不動産売却を任せられる代理人を選びましょう。