空き家が売れない！知っておくべきことや売却のための具体的な対策をご紹介します

日本全国で増加する空き家問題は、多くの地域で社会問題となっています。
空き家を売却しているものの、なかなか売れずに困っているという方もいらっしゃるでしょう。

この記事では、売れない空き家に関して知っておくべきことと、空き家売却のための具体的な対策についてご紹介します。
空き家の処分を検討している方はぜひ参考にしてみてください。

□売れない空き家に関して知っておくべきこと！

売れない空き家に関して以下の点は知っておきましょう。

1つ目は、固定資産税が上昇する可能性があることです。
空き家を放置することで、固定資産税が上昇する可能性があります。
特に、「特定空き家」に指定されると、税制上の軽減措置がなくなり、更地と同様の課税が適用されます。
これにより、固定資産税が大幅に増加するため、注意が必要です。

2つ目は、空き家だけの相続放棄はできないことです。
相続放棄は、不要な空き家だけを対象とすることは法律上できません。
全ての財産が相続できなくなるため、相続放棄を検討する際は、他の財産とのバランスを考慮し、慎重な判断が求められます。

3つ目は、建物が残っていると寄付が難しいことです。
空き家の寄付は、建物が残っている場合、自治体への寄付が難しいとされています。
更地であれば寄付の可能性もありますが、それでも自治体のニーズと合致する必要があります。

4つ目は、名義変更と土地の境界確定が必要なことです。
空き家を売却する際には、名義変更と土地の境界確定が必要です。
これにより、売主が明確になり、売買がスムーズに進められます。
特に、境界確定は買主からの要求が多いため、売却前に確定しておくことが基本です。

□空き家売却のための具体的な対策とは？

空き家売却のための具体的な対策としては、以下が挙げられます。

＊1.建物のメンテナンスを行う

空き家の状態を確認し、必要に応じてリフォームを検討しましょう。
リフォームによって、更地よりも価値が上がり、高い値段で売れる可能性があります。

＊2.賃貸での活用

空き家を賃貸に出し、住んでくれる人を探すことも一つの方法です。
これにより、家の良さが伝わり、購入希望者が現れるかもしれません。
地域全体を巻き込んでの取り組みが必要ですが、需要と供給が成り立つケースもあります。

＊3.更地での売却

修復不可能な空き家は、解体して更地にする方法もありますが、固定資産税が大幅に上がるリスクがあります。
リフォームやリノベーションを検討し、付加価値をつけることも重要です。
特に、過疎地でもゲストハウスや民泊などにリフォームすることで、新たな価値が生まれるでしょう。

□まとめ

売れない空き家は、リノベーションやリフォームをしたり、更地にしたりすると良いでしょう。
売れない空き家をそのまま放置してしまうと、固定資産税が上がり、損失が増えてしまうことも考えられます。
空き家の状況に応じて、処分方法を探してみてください。