土地売却における短期譲渡とは?注意点も併せて解説します!
土地の売却は短期譲渡と長期譲渡の2つに分けられます。
それぞれにどんな違いがあるのでしょうか。
今回は、土地売却の短期譲渡とは何か、そして短期譲渡の注意点をご紹介します。
土地の売却をお考えの方は、ぜひ参考にしてください。
□土地売却における短期譲渡について
土地売却の短期譲渡とは、土地の所有期間が土地を売った年の1月1日時点で5年以下のものを指します。
所有期間が5年以上のものは長期譲渡といい、短期譲渡と長期譲渡では住民税と譲渡所得税の税率が異なります。
短期譲渡の場合の税率は、所得税は30.63%、住民税は9%です。
長期譲与の場合の税率は、所得税が15.315%、所得税が5%なので短期譲与は長期譲与よりも、所得税も住民税も税率が高いといえます。
また、土地を相続や贈与で受け取った場合には、譲与所得はかかりません。
代わりに、相続税や贈与税がかかります。
□不動産を短期譲渡する際の注意点とは?
不動産を短期譲渡する際には、以下の4つのことに注意しましょう。
1つ目は、反復継続です。
反復継続とは、安く購入した不動産をすぐに売却することです。
反復継続と判断されると罰則が与えられることもあるので注意しましょう。
2つ目は、売主に売却する理由を疑われないようにすることです。
例えば、結婚して土地を購入した後、転勤が決まり売却することが決まった場合、売主に土地を売却する理由として欠陥があるからではないかと疑われてしまう可能性があります。
その他にも土地の汚染や心霊現象があると疑われないように気を付けましょう。
3つ目は、契約内容をしっかり確かめることです。
不動産を短期譲渡する場合でも、契約書には譲渡期間や使用方法、料金などの条件が記載されていることを確かめましょう。
また、契約違反があったときの対処や契約が終わった後の手続きを理解しておくことが大切です。
4つ目は、法令遵守(じゅんしゅ)と地域のルールを守ることです。
不動産の利用は、地域によって規制があります。
法令や地域のルールを事前に調べておくことをおすすめします。
これら4つの注意点に気を付け、スムーズに土地を売却しましょう。
□まとめ
土地売却の短期譲渡とは、土地の所有期間が土地を売った年の1月1日時点で5年以下のもののことです。
長期譲渡と短期譲渡では所得税や住民税の税率が違います。
土地を短期譲渡に関して地域のルールがある場合は、そのルールを守りましょう。
また、土地を購入してすぐに売却する場合は、反復継続や土地の欠陥を疑われないように注意が必要です。