不動産売却で仲介手数料の値引き交渉はできる?注意点も解説します!
仲介会社を介した不動産の売却では、仲介手数料が付き物ですよね。
不動産が売れても、手元に残る利益が減ることを残念に思う方も多いでしょう。
しかし、状況によっては仲介手数料を値引きできる可能性があります。
今回は、不動産売却で仲介手数料を値引きしてもらえるケースや、交渉の際の注意点について解説します。
□不動産売却の仲介手数料を値引きしてもらえるケース
今回は、値引きが期待できるケースを3つ紹介します。
必ず値引きしてもらえるわけではないので、ご注意ください。
*仲介会社が両手仲介している場合
両手仲介とは、売り手と買い手両方を同じ仲介会社が探すことで、仲介会社が両方から仲介手数料をもらう方法です。
通常は売り手と買い手それぞれに異なる仲介会社が付くため、その場合に比べて大幅な利益を得ています。
仲介会社は既に大きな利益が見込めるため、多少の仲介手数料の値引きに応じてもらえる場合があります。
*専任媒介契約で契約する前
専任媒介契約とは、契約する一社以外と契約できなくなる契約方法です。
つまり、仲介会社からすれば確約された顧客ということになり、優先度の高い顧客とみなされます。
そのため、専任媒介契約することを条件に、仲介手数料を値引きしてもらえる場合があります。
この場合、必ず契約前に交渉するようにしましょう。
*高額な成約価格が見込める場合
仲介手数料は成約価格に応じて高くなる一方で、売却活動にかかる費用や時間はそれほど変化しません。
つまり、高額な不動産ほど効率よく利益を出せるのです。
そのため、高額な契約を見込める場合は仲介手数料を値引きしてもらえる可能性があります。
□交渉する際の注意点
交渉する際には、過度な交渉を避け、慎重に交渉することを徹底しましょう。
仲介会社は利益である仲介手数料を基に売却活動や手続きを行うため、過剰に仲介手数料を下げると広告費や人件費を削減する必要があります。
広告費を削った分、不動産が売れにくくなり、結果としてお客様自身の首を絞めることになってしまうのです。
また、仲介手数料は仲介会社に報酬として支払うため、値引きして報酬の少ない不動産は優先度が下がってしまう可能性もあります。
仲介手数料を値引きしてもらえれば手元に残る利益も増えますが、値引きするリスクも把握しておきましょう。
□まとめ
今回は、不動産売却で仲介手数料の値引き交渉が可能なケースや、交渉の際の注意点について解説しました。
値引き交渉できるか考える際に大切なポイントは、仲介会社が値引きしてでも売りたい物件かどうか考えることです。
安易な交渉は結果として売れにくくなることに繋がるため、注意しましょう。