不動産投資のメリットとデメリットとは?税金の観点から解説します!
相続をきっかけに不動産を所有した方の中には、不動産の処理に困っているという方がいらっしゃるでしょう。
そんな方におすすめなのが、不動産投資です。
税金面でメリットの多い不動産投資ですが、そこにはデメリットも存在しているので注意が必要です。
そこで今回は、不動産投資のメリットとデメリットについて解説します。
ぜひ参考にしてください。
□不動産投資するメリットとデメリットとは?税金の面から解説します!
不動産投資には、以下のようなメリット・デメリットが存在します。
*メリット
1つ目のメリットは、相続税が軽減されることです。
一般的には、持っている資産には相続税が課されるため、税金を減らそうとすれば資産を減らす必要があります。
しかし、不動産の形で資産を所有すると、不動産の評価額での課税になります。
そのため、不動産評価額が低く見積もられることで見かけの資産が減って、相続税も減るのです。
2つ目のメリットは、所得税が減免されることです。
不動産投資を行うと、給与所得と不動産所得を損益通算できます。
その結果、仮に不動産投資が赤字になっても給与所得と合算すれば、所得税が減免されます。
*デメリット
デメリットとしては、個人所得の利益に対して最大で55パーセント課税されることが挙げられます。
これは、不動産投資をローンで回している場合に大きな負担になってしまいます。
□不動産投資はどんな人が始めるべき?課税所得の面から解説します!
不動産投資には、向き不向きがあります。
ここでは、どのような人に向いているのか解説します。
向いているのは、課税所得が900万円を超える人です。
900万円を超えると、所得税と住民税の税率が33パーセント程度になります。
その結果、譲渡税率との差が大きくなり、節税目的で不動産投資をする意味が出てきます。
一方で、向いていない人もいるということを覚えておきましょう。
不動産投資が向いていない人は、課税所得が900万円以下の人です。
この場合は、所得税や住民税の税率と譲渡税率の差を大きくできません。
そのため、実際に減らせる税金の金額と不動産投資のリスクが見合わなくなってしまいます。
自分は不動産投資をするのに向いているのか向いていないのかを正しく理解した上で、投資するかしないかを検討しましょう。
□まとめ
今回の記事では、不動産投資のメリットとデメリットについて解説しました。
税金が減免される不動産投資は魅力的ですが、デメリットや向き不向きを正しく理解した上で実際に行うかどうか決めることが大切です。
何か気になることがある方は、当社までお気軽にお問い合わせください。