不動産を相続するなら注意!不動産の評価額とは何か解説します!
不動産を相続する際にかかる税金の計算方法をご存じでしょうか。
税金は不動産評価額を基に算出されるため、相続の際には不動産評価額の算出方法について知っておく必要があります。
今回は、不動産評価額とは何か、評価額を抑えるための裏技について解説します。
□相続における不動産評価額とは?注意点を解説します!
相続における不動産評価額とは、相続税や贈与税を算出する際に用いられる基準です。
建物は固定資産税評価額をそのまま評価額として用います。
土地の場合は、土地の所在地に対応した路線価から地価を算出する方法と、固定資産税評価額に国税局長が定める倍率をかける方法があります。
土地と建物で評価額の算出方法が異なるので、注意しましょう。
不動産評価額は、そのまま不動産の価値を表す指標ではありません。
不動産評価額は、市場の取引価格の8割ほどで設定されています。
遺産分割協議では、不動産の価値を評価額で考えるか、市場価格で考えるかで意見が分かれます。
不動産を受け取る人が価値を評価額で考えたいと申し出た場合、注意しましょう。
不動産の価値を評価額で考えてしまうと、市場価格に比べて価値の低い資産として取得されるため、他の相続人にとっては不利になってしまいます。
□評価額を抑える方法とは?裏技を解説します!
不動産以外にも預貯金や株式など、様々な財産に対して相続税が発生します。
相続税は、これらの資産の総額を基に算出します。
そのため、不動産評価額を算出する仕組みを用いて、評価額を抑えられます。
今回紹介する方法は、遺産分割がしにくくなるリスクもあるため、注意しましょう。
現金をそのまま貯金として遺す場合、相続税はそのままの金額に対して発生します。
しかし、土地や建物を購入した場合、その不動産の評価額は市場価格の8割になります。
1000万円の貯金と市場価格1000万円の不動産では、市場での価値は同等でも相続時の評価額は不動産の方が低くなります。
一方で、不動産は遺産分割協議ではトラブルのもとになるため、注意しましょう。
不動産の価値をどのように考えるかで揉める場合や、誰が不動産を取得するかで揉める場合があります。
□まとめ
今回は、相続における不動産評価額とは何か、相続に評価額を抑える裏技について解説しました。
評価額と市場価格のギャップは、評価額を抑えるポイントになる反面、トラブルのもとにもなります。
相続のことでお困りの方は、ぜひ当社にご相談ください。