不動産の相続はオンラインでもできる?メリットを解説します!
近年は様々な行政手続きがインターネット上で申請できるようになりましたが、これは相続手続きも例外ではありません。
しかし、相続登記のオンライン申請は、他の手続きに比べて難しい特徴があります。
今回は、不動産におけるオンライン手続きの特徴やメリットについて解説します。
□不動産におけるオンライン相続とは?特徴を解説します!
不動産の相続登記方法には、オンライン申請を含めて3種類あります。
1つ目は、法務省の窓口で申請する方法です。
こちらは唯一窓口まで行く必要のある方法で、不動産の所在地を管轄する法務局まで行って申請する必要があります。
特に自宅から遠い不動産を相続した場合は注意しましょう。
2つ目は、書類を郵送して申請する方法です。
窓口まで行くことに比べると、移動の負担が少ない点がメリットです。
一方で書類が欠けていた際には、窓口のように指摘してもらえません。
そのため、郵送前には入念に確認しましょう。
3つ目は、オンライン申請です。
オンライン申請の特徴は、自宅から申請できることです。
しかし、登記申請は窓口や郵送で行う必要があり、完全にオンラインで完結するわけではありません。
また、手続きには電子署名と電子証明書が必要なため、手続きに慣れている人や、専門家でないと難しい点がデメリットです。
そのため、自分で登記申請される場合は郵送申請か窓口申請をお勧めします。
□オンライン申請のメリットとは?2つ解説します!
自宅から申請できる以外にも、メリットはいくつかあります。
1つ目は、夜でも申請できることです。
法務局の窓口で続きは、平日の17時15分までしか受け付けていません。
一方でオンライン申請は、21時まで受け付けています。
手続きが難しい反面、平日は忙しい方にとっては大きなメリットです。
土日は受け付けていないことや、17時15分以降に提出した書類は翌日受付となる点に注意しましょう。
2つ目は、不備があっても自宅で修正できる点です。
他の方法で不備があった場合、その書類を再び窓口まで提出するか、郵送する必要があります。
オンライン申請ではコンピュータのソフトから通知が届くため、それに沿って自宅で修正できます。
添付書類の種類によっては、不備があったら3日以内に窓口に提出する必要があるため注意しましょう。
□まとめ
今回は、不動産の相続登記のオンライン申請について解説しました。
現状のオンライン申請は、法務局と専門家が円滑にやり取りするためのツールとして使われることがほとんどです。
便利なオンライン申請ですが、ご自身でやるのが難しいと感じた場合は、郵送や窓口申請を選びましょう。