不動産を売却される方必見!契約時の注意点を解説します!
これから不動産を売り出す方や、買主が見つかった方は、不動産が売れればそれで安心だと思っていませんか。
不動産の売買契約は、簡単に解除できるものではない上に、売主が負う責任もあり、契約まで慎重に行う必要があります。
今回は、不動産の売買契約の流れや、契約時の注意点について解説します。
□不動産の売買契約とは?流れを解説します!
不動産の売買契約には、2種類の契約があります。
どちらか一方ではなく、両方の契約が必要な点に注意しましょう。
1つ目は、媒介契約です。
媒介契約とは、不動産会社と売主の間で結ばれる契約です。
例えば専任媒介契約であれば、他社と契約してはならないことを約束します。
契約の種類によってメリット、デメリットがあるため、不動産会社との契約前に調べておきましょう。
一般媒介契約や専属選任媒介契約の場合でも、それぞれの契約方法に準じた条件が記載されます。
2つ目は、売買契約です。
こちらは売主と買主の間で結ばれる契約で、売却金額や引き渡しの時期、必要に応じて特約も記載します。
売主と買主の契約ですが、不動産会社が契約書を作成しても問題ありません。
売却の大まかな流れとしては、まず不動産会社が売主と媒介契約を結び、広告活動を始めます。
その後買主が見つかって話が固まると、今度は売買契約を結びます。
契約を結ぶまでに、記載内容の確認や住宅ローン審査、重要事項説明書の説明などが行われます。
□契約時の注意点を2つ解説します!
1つ目は、契約は簡単に解除できないことです。
例えば相続した実家であれば、心変わりして契約をキャンセルしたいと思う場合もあるでしょう。
しかし、売買契約は簡単には解除できません。
双方の合意のない、自己都合による契約解除は契約違反となるため、違約金が発生します。
違約金は売買金額の1割から2割が相場のため、自己都合でのキャンセル時には数百万円の違約金がかかります。
買主がローン審査に通らなかった場合のことを考え、ローンが通らなかった場合は契約を白紙にできる特約を記載しましょう。
2つ目は、契約不適合責任です。
契約不適合責任とは、契約内容を満たしていないときに、買主が負う責任のことです。
特に売主が経済的に厳しい状況の場合では、この責任を免責とする特約を設ける場合があります。
しかし、免責とする範囲を明確化しておかないとトラブルになるため、注意しましょう。
□まとめ
今回は、不動産の売買契約について、契約の流れや注意点を解説しました。
不動産の売買契約は、契約内容を慎重に確認していくことが大切です。
あいまいな部分があるとトラブルのもとになるので、注意しましょう。