土地の売却にはどれだけ手数料がかかる？仲介手数料について解説します！

土地の売却をお考えの方は、売却成立時の仲介手数料についてご存じでしょうか。
不動産会社には必ず仲介手数料を支払わなければならないとお考えの方もいらっしゃいますが、その認識は少し間違っています。
今回は、土地の売却における仲介手数料とは何か、値引きは可能なのか解説します。

□支払わない場合もある？土地の売却時に支払う仲介手数料を解説します！

土地の仲介手数料は、法律で上限が定められています。
売却金額が200万円を超えて400万円以下の場合、売却価格の4パーセントに消費税を加えたものが手数料となります。
400万円を上回る場合、売却価格の3パーセントに消費税を加えたものが手数料となります。

400万円を超えたら、税率が一律3パーセントになるわけではありません。
200万円までは税率5パーセント、そこからさらに200万円は4パーセント、それ以降は3パーセントと、部分ごとに税率が変化する点に注意しましょう。

また、この式で算出される金額以上の仲介手数料を請求された場合は、違法な請求となります。
消費生活センターをはじめとする機関に連絡しましょう。

仲介手数料は、売却が成立した時に初めて支払う手数料です。
不動産会社が売却活動を行っていても、売却が成立しなければ活動に対する報酬を支払う必要はありません。
一般的には、売却が成立した段階で手数料の半分を、もう半分は決済時に支払います。

□仲介手数料の値引き交渉はできる？

仲介手数料の上限は法律で定められていますが、その金額より安い場合は問題ありません。
そのため、仲介手数料の値引き交渉は可能です。
ただし、相手が嫌がるタイミングや、過度な金額の値引き交渉は避けましょう。

例えば、媒介契約が成立した後に交渉する場合は、不動産会社とトラブルになる恐れがあります。
会社からすれば、契約内容に納得した後から契約内容を変更しろと言われているようなものです。
交渉したい場合は、必ず契約前に申し出ましょう。

また、過度な値引きも会社に嫌がられます。
不動産会社は、依頼者が支払う仲介手数料の中から広告費を捻出したり、時間を費やして売却活動を行ってくれます。
それに対して支払う報酬ですから、極端な交渉は避けましょう。

□まとめ

今回は、仲介手数料とは何か、値引き交渉は可能なのかについて解説しました。
仲介手数料は値引き交渉できますが、トラブルに発展しないような交渉を心がけましょう。
この記事がお役に立てますと幸いです。